漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
久々に風邪となった。 60代 女性
寒気のゾクゾクや節々の痛みではなく、のどが痛くなる風邪となり咳や黄色い痰も改善したが空咳となんとなく喉がスッキリせず来店された。
現状ではのどの痛みはないが、何となくイガイガしてスッキリしていない。
寒気(-) 節々痛み(-) 口の乾き(多少あり) 空咳がある 頭痛(-) 鼻水(-) 食欲(普通である)
若いころは風邪をひきと寒気や節々の痛みなどがあり発熱すると比較的早く改善した。加齢とともに寒気の風邪ではなく喉が痛くなり頭痛や黄色い痰がでる風邪が多くなった。また一度風邪を引くと完治まで日数がかなり経過して治る様になってきた。
今回、のどが痛くなる風邪である赤い風邪となり喉が痛くなり咳と黄色い痰が出て時間とともに改善してきたが、スッキリせず困っている内容の相談だったため、喉の漢方をおススメ。
熱もなく痛みもなく、痰も出る事も無いが、咳が少しと何となく口が乾く様な感じであったため、喉の軽い炎症や痰を掃除するための漢方をおススメして様子をみてもらう事に。
数日ご再度来店され服用するとのどがスッキリし調子が良かったと言われ、もう少し続けたい事とまた喉風邪になった時にすぐに服用出来る様に救急箱に入れとくとの事で買い増しされた。
また、のど風邪(赤い風邪)が酷くなった時用に赤い風邪に良い漢方を購入希望された。
赤い風邪は炎症性の風邪症状となるため、熱や炎症・黄色い痰・口の乾き・頭痛(頭が張って痛む)・体が熱っぽいなどとなります。
赤い風邪の時の漢方を使用中は香辛料やアルコール・脂っこい物などを控えるなど食養生もお伝えし、自分で風邪症状を感じたらこの漢方は苦味が多少あるが少しでも早めの服用をするように説明しました。
風邪による症状はウイルスが主な原因のため、1時間でも早めの対応をする事で症状が酷くならずにすむのではないかとお伝えしました。
風熱の風邪(通称:赤い風邪)は炎症性の症状が出て寒気や節々の痛みを感じずらく、口の乾きや頭痛・のどの痛みが強く出る事が多いため、炎症を静める生薬を多く配合した風邪薬が必要であり、葛根湯など温める処方が使えません。またウイルス感染なので増殖も速いため早めの対応が効果的である事と養生が必要である事を知っていただき、自分で風邪時の早めの対処が出来る様にしてもらったので、今後はツライ症状で悩まなくなると思われます。
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